ここは、

とあるBAR "scarlet"



日本語で、

鮮やかな緋色を意味するスカーレット



そんな名前のついたこのBAR




そして、今夜は、


いつもと変わらぬマスター

右京




そして その前に座る女性が1人



彼女は、今電話で相手を説得中




そして、3分後


彼女が折れて


話がまとまったようだ





「マスター、カシスオレンジ1つ頂戴」


カシオレを注文した彼女




美麗は、スマホをバックにしまいながら


ため息をついた





「はい、カシオレ。美麗、受けたのかあの仕事」




「まぁね。 明日から、忙しくなるわ」




「だろうな。 頑張れよ」




「うん。ねぇ、右京 これからちょくちょく調べてもらうこと増えふけどよろしくね」




「あぁ、しょーがねぇーな」





どうやら彼は、

電話の内容を知っているらしい