あ、そういえば・・・。

家の事って何するんだろう。

お風呂に入る前に
聞いとけば良かった・・

仕方ないか・・・

そう思い、


待つ事 30分。


ようやく 黒崎伸治は
お風呂から出てきた。


「あれ?寝てないの?」


「はい、あの・・・」


「ん?どうかした?」


「できれば 前を隠してくれると
目のやり場に困らないのですが・・」


素っ裸に 髪の毛から
水滴がポタポタと流れ

明らかに 体拭いてない感があるし。


「別に見ていいのに。
ってか、
タオルと着替え忘れたから
仕方ねぇじゃん?」



「叫んでくれれば
持ってきたのに・・」


「寝るって言ってたから」


「そんな お気を遣わず・・」


「今度から そうする。
んで?どうしたの?
待ってたんじゃないの?」


そうだった。


「家の事とは 何をすれば・・」


「は?もしかして
それを聞く為に 待ってたわけ?」


聞かないと分かんないじゃんか。