アパートに帰ると
楓さんの姿は既になく・・・






隣の部屋、解約するから
いるような荷物は片付けときなよ。
あとは捨てるからね!




そう乱雑に書かれたメモ用紙が一枚

机の上に置かれていた。



そっか・・・

隣の部屋・・・・

やよいさん・・・



「なーに、深刻なツラしてんだよ?
やよいなら大丈夫だって。
あいつ顔もそこそこいいし
ほら、胸だって
希よりあるしな?」


「なっ!?そ、それ関係なくない!?」


「いや、胸は重要だろ?」


「ひっど・・・っ」


「まぁ、俺は
希のサイズが好きだけどな?」



ほら・・・また・・・


そんな事言うし・・・・



「ほんっと・・・
どんだけ
女の心理掴んでんのよ・・」



「ははは、だてに
女遊びしてきてねぇからなー」



「へぇ、そうですか!」



「おかげで
希が今までで一番
良い女ってのも分かったし
さーて、
逃げられねぇ為に
どう、束縛すっかな」


冗談なんだか
お世辞なんだか

どう受け止めるべきなのか

全然分からないんですが。