「え、でも・・・・
何で
その、やよいさんって
部屋に・・・」



「知らね・・・・
1つしか年も違わねぇし
何か、中学とか同じみてぇだから
もしかしたら
俺の記憶にないだけで
顔見知りだったのかもって
楓は言ってたけど
まぁ、再婚相手の子なら
これから兄妹になる
俺の名前くらい知ってただろうしな」


名前くらいは知ってたかもしれないけど
何で、再婚相手の娘って事を
言わなかったんだろう・・・

何か・・ひっかかる・・・

それに、


1つ違いの
同じ中学校だったら・・・


「つかぬ事を聞くのですが
黒崎伸治さんは・・・
真面目な学生生活を
送ってたのでしょうか・・・?」



「は?お前
いきなり、んな敬語になんの
不自然すぎなんスけど?」


「あー・・・だって
何か・・・聞きづらいから・・」



「何が?あー・・・
要するに真面目か外れてたかって?」


「うん・・・」


「さぁ・・?普通じゃねぇか?」


普通・・・?
何か、しっくりこないけど・・・


「その、ちなみに
中学校の時の髪の色は?」


普通なら黒だと思うけど・・・


「髪の色?いきなり
変な事聞いて意味分かんねぇ奴だな。
どうだったかなぁ・・・・
中学1年の半年くらいまでは
黒だった気するけど・・あとは
赤とオレンジ混ぜて染めてた記憶あるけど
何色だったかは覚えてねぇわ。」


明らかに普通ではありません・・・