何ていうか・・・・

泣いてる子を前に
こんな事思ってしまうのは
どうかと思うけれど・・・

何だか、この彼女を見てると

少し・・・

イライラしてしまうというか

楓さんが言ってた言葉が
理解できてしまう。


「はぁ・・・・。
別に怒ってねぇし・・」


ため息をつきながら
泣く彼女の頭に手を置き
そんな事を言い慰めている
黒崎伸治の姿を見るのは

さすがに・・・

きついものがあって・・

苦しい・・・。



自分が一体
どんな顔をして
この二人を見ているのか
分からないけど・・・


きっと・・・・


嫉妬で泣きそうな顔をしてしまっている。


「すぐ帰って来っから
待っとけ。な?」


「うん・・・・
早くね・・?
帰ってきたら
一緒に、ごはん買いに行こうね?」


「あぁ、分かった」


来るんじゃなかった・・・


こんな・・・所
見たくなかった・・。