……さて、そろそろ私も教室に戻らなくちゃね。 次の授業ってなんだったかな? そんなことを考えながら階段をおりて、教室へと足を向けた時だった。 「おい。お前、無視とはいい度胸してんじゃねえか」 私の右後ろから、なんかヤンキーが言うみたいなセリフが聞こえてきた。 低い声で脅すような口ぶりに、恐怖で立ち止まってしまう。 もしかしてコレ、私に言ってるの? 違うよね……? 「おい、聞いてんのかよ」 そんなセリフとともに、腕を思いっきり引っ張られた。