涼たちは顔を見合わせた。
そのあと私を見て、手を握りしめてきた。
やけにイキイキとした表情で。
「どうしたらいいって、決まってるじゃん! アタックしちゃいなよ! アピールアピールっ」
「え、ええっ。本気で言ってる?」
「涼は本気で言ってるぞ。ちなみに私もそれがいいと思う。そして、告白してしまえ」
「え、ええぇっ!?」
どうしたらいいんだろう……。
その時、黙っていた千夏が突然顔をあげた。
「あのね、亜希。涼と純子が言うみたいに、アピって告白した方がいいと思うよお? 好きって気持ちをガマンする必要なんてないんだから」
千夏はここで一回言葉を区切って、お茶を一口飲んだあと、また続けて言った。
「だけど、相手は学校1を争うモテ男だからねえ? 亜希は女子たちのひがみとかこわいって言ってたよね? これみよがしにアピったりとかしたら、絶対目をつけられちゃうんじゃない? だから、簡単にはいかないよねぇ」
普段は甘えた妹キャラなのに、言ってることはかなりしっかりしてた。
さすが、千夏だねっ。
恋愛経験の豊富さは、ダテじゃないな。
千夏の言葉に、涼も純子も納得してるみたい。



