「何その展開!? おいしすぎるでしょー!!」
「だよねだよねっ! 学校の王子様ふたりと話せるなんて、レア中のレアだよねえっ」
「亜希、運が良かったんだな」
なんて、キャーキャー騒ぎ出した。
でも、佐伯先輩の、私がギャラリーから見てること知ってたよ的な発言は、言わないでおくことにした。
なんとなくね。
……っていうか、そんな大声で話さないでよっ!
先輩の熱烈なファンがいたら、私殺されちゃうからね!?
今は昼休みだし、周りがうるさいから聞こえてないと思うけど。
あと、私を差し置いて楽しむのはいいんだけど、相談があるんだよね。
「ねえ、あのさ? いままで私、見てるだけでいいって言ってたじゃん?」
私が話し出すと、耳を傾けて聞いてくれたので、そのまま話を続ける。
「あの、それでね? はじめて喋って近づいたら、見てるだけじゃガマンできないかも、なんて思って。どうしたらいいと思う?」
恐る恐る聞いてみた。



