「み、みーくん……」
それは、お隣りに住んでいる幼馴染のみーくん。
私を気にかけてくれてたうちの一人。
「ぶはっ、ひどい顔してるなあ」
「あっ、うわっ」
そうだった、毎日泣いていたから目は真っ赤に腫れ上がってるし、外にも出ないからって髪の毛だってとかしてない。
今はお昼過ぎだって言うのに、パジャマのままだし。
そんなぼろぼろの姿を見られたって気づいて、顔が真っ赤になっていくのが自分でもわかった。
慌てて布団の中に戻ろうとすると、みーくんに押さえつけられた。
……ベッドの上に。
私の上にみーくんが覆いかぶさるように乗っていて、おまけに両手はしっかりとベッドに縫い付けられてしまっている。
こんな姿見られたくないのに、隠させてくれないみーくんは意地悪だ。
それにこれって、押し倒されてる状態なわけで。
恥ずかしすぎてさらに顔が火照ってくる。
そんな私の心の中を知らないみーくんは、心配そうに顔を歪めていた。
「……いい加減、何があったのか言いなよ。おばさんが心配して何度も話しにくるから、もうちょい待とうと思ったけど来ちゃったよ」
そっか、お母さん、そこまで心配してくれていたんだ。
みーくんも、こうして会いに来てくれて。
嬉しいけど、何をどこから話していいのかわからない。
あの時のことを思い出せば出すほど胸はぎしりと嫌な音を立てて、崩れていきそうだった。



