――――――どんなに落ち込んでも、どんなに悲しんで涙しても。
後悔した時間は巻き戻ってはこない。
生まれて初めて失恋の辛さを知った、12月の終わり――――――。
あれから、涙が枯れるまで泣いた。
何日たってもツライものはツライ。
締め付けられる胸の痛みに、毎日悩まされた。
毎日目を真っ赤にしている私は、おばけみたいな顔で怖かったと思う。
そんな私を心配して、凉たちやみーくんは何度も声をかけて、メールもくれたけど、その理由を無理矢理聞こうとはしなかった。
私にとって、それはすごくありがたかった。
冬休み前にあったテストはなかなかの出来で、りんちゃんにも褒められた。
もちろん、補習にも引っかからなかったし。
だけど、どんなにいいことがあっても、私の心は一向に晴れる気配がなかった。
そんな調子のまま冬休み初日の12月25日を迎え、恋人たちの聖なるクリスマスにも一人で泣き続け。
繋がらなくなってしまったケータイを見つめては、やり取りした数々のメールを思い出した。
家にいる時間が長ければ長いほど、いろんなことを考えて鬱々としていた。
完全に引きこもりの日常。
でも、冬休み中はどっぷり失恋の痛みに浸ろうと思った。
新年を迎えてみんなに会った時にはいつもの私でいられるようにって。
そんなふうに過ごしていたら、気づいた時には年も明けていた。
なんていう暗い冬休み。
そして、1年の運気が下がりそうなこの年の始まり方。
……不吉。



