そうだ、ということは慶ちゃん先輩、私との電話が終わった後に佐伯先輩と電話してたってことだよね?
うらやましい……。
それにしても、今は全然人がいないから、周りを気にせず2人と話せるから嬉しいなあ。
学校じゃこうはいかないもんね。
ってことは、今って話すチャンスってことだよね!
「あの、佐伯先輩っ! 勉強で忙しいかもしれないんですけど、たまにメールしてもいいですか? ……迷惑だったら、全然大丈夫なんですけどっ」
「いいよ」
「へ?」
「だから、いいよ? メール」
勇気を振り絞って言ったのに、こんなにあっさりOKの返事が貰えるとは思ってなかったから拍子抜け。
だけど、メールしていいって!
嬉しすぎるよーっ!
「ほんとですかっ? 嬉しいです!」
いやあ、遅刻しちゃってついてないなあと思ったけど、いいことあった!
自然とにやける頬を引き締めようと奮闘していると、ふと視線を感じて慶ちゃん先輩の方を見ると、なんだろう、すごくムスッとした顔で睨まれてた。



