心配してくれる友達がいるって、なんだか嬉しいね。
だけど、本音を言うと、サエさんのことよりも佐伯先輩のことで相談したいんだよね。
この前みたいに学校で話しかけてもらっても、サエさんのことがあるからまともに話せもしないし。
メールだって、勉強の邪魔になるだろうと思って自分からはできないし。
……もっとも、学校で佐伯先輩に話しかけられることなんてほとんどないし、この前のは奇跡だったっていうか。
メールだって佐伯先輩からはもちろん来ないしね。
自分で言ってて悲しくなってきたよ……。
それに、学校でのことを言ったら、慶ちゃん先輩のほうが厄介かもしれない。
慶ちゃん先輩はすれ違った時に声をかけてくれるし、話す機会が多いと言ったら断然慶ちゃん先輩だ。
「亜希はどうしたいわけ?」
だらだらと思っていることを告げると、凉はただ一言そう言った。
どうしたいって、そりゃあ……。
「慶ちゃん先輩のことはともかく、佐伯先輩とはもっと仲良くなりたいと思ってるよ? バスケ見るだけじゃなくて、話したりとか、メールしたりとかしたい……」



