なんだか、とんでもないことになっちゃったなあ……。
それにしても、背中痛い。
サエさん華奢なのに、力強すぎるでしょっ。
ゆっくりと立ち上がって、スカートについた汚れを払う。
うぅ、暗いし人気なさすぎだし、怖いっ!
カバン取りに行ってすぐに帰ろう。
……これからのことは、とりあえず家に帰ったら考えるとして。
それから、凉たちにはサエさんのことを話しておこう。
……佐伯先輩が卒業するまで、4か月を切った。
2月になれば3年生は登校する日が減るみたいだし。
私は、佐伯先輩が卒業する日には、自信を持って告白できるようになってるのかな?
好きになってもらえなくても、自分の気持ちだけは最後にちゃんと伝えたいな。
佐伯先輩のことを好きな人はたくさんいるし、ライバルだってたくさんいる。
後悔しないようにしたい。
そのためにはまず、サエさんのことをどうにかしないとね。
……先輩、第2ボタンくれるかなあ。
そんなことを考えながら、足早に教室へと向かった。



