―――――――今は使われていない旧校舎の第1体育倉庫。
見た目もボロボロで暗い雰囲気で、なんだか不気味。
周りには雑草が生い茂っているし。
そんな場所に、私はいる。
というのも、朝学校に来て靴箱を開けたら『放課後、旧校舎の第1体育倉庫』とだけ書かれた紙が入っていたからだ。
毎日入っていた“不吉な紙切れ”の代わりに、今日あったのはそれだった。
サエさんに直接忠告された3日前のあの日。
その日から今日までは、なぜだかわからないけれどサエさんからのアクションは何もなかったんだ。
嫌というほど見てきたあの紙切れでさえも、靴箱に入っていなくて。
ひょっとしたらサエさん、嫌がらせをやめてくれたのかなって思ったんだけど、今日のこの紙でそういうわけではないことがわかった。
きっと、私が佐伯先輩と話していたって知ったんだと思う。
忠告された直後に関わってしまったわけだし、なんだか怖い。
空白の3日間に安心していたけど、その間にサエさんが何を考えて、これから何をしようとしているのかなんて、今の私には想像もつかなかった。



