袖を通してみると、なんとジャストフィット。
採寸されてないのに、なんでこんなにぴったりなの。
それにやっぱり、丈がすごく短いよ?
これで人前に出るの?
「おーい、亜希ぃー? 着替え終わったあ?」
「ごめん! 今出るね!」
個室から出ると、びっくり。
私と同じデザインで色違いのメイド服をまとった千夏がニコニコしながら立っていた。
「うわあー! 千夏すっごく似合うね! 可愛い!」
あー、これは千夏の隣りに並べないよ。
月とすっぽん並みだよ……。
「亜希も可愛い~! これはみんな惚れ直すねぇ? じゃあ髪と化粧やってあげるねぇ!」
「お願いしますっ」
そうして髪をゆるく巻かれ、普段はしない化粧もバッチリ施された。
昨日も髪を盛ったり濃い化粧をしたけど、それとはぜんぜん違う華やかさになった。
鏡の中にいるのが本当に私なのか疑っちゃうレベル。
「ど? 可愛くなったでしょぉ?」
「さすが千夏! もはや別人だよっ!」
うん、この顔ならさっきよりマシかな?
千夏に感謝だねっ!



