そう意気込んで、トイレの個室の中で紙袋をあけた。
「……なに? これ」
もうこれは、お口ぽかーん状態。
私の手にはフリフリの丈の短そうなメイド服に、レースのついたニーハイソックス、そして黒いストラップシューズ。
おまけになぜか黒いネコ耳カチューシャまで入っている。
クオリティー高いのはわかるんだけど、なんだ、これ。
これを私に着ろってことですか、純子さん……?
拷問だよね?
せっかく作ってくれたけど、絶対に着られないよこんなの!
「ん? 手紙?」
袋の奥底に、“亜希へ”と書かれた便箋が1枚入っていた。
『みんなの意見で決まった。私に文句を言うな。ちゃんと着替えろ。化粧と髪は千夏にしてもらえ』
純子には私の考えがお見通しみたいだ。
これは逃げるって選択はなさそう。
しかたない、午前だけだもんね?
頑張るかあー……。



