「あー、焦った……。うなされるほど具合悪いのかと思って目ぇ覚めたよ」
そ、それで駆けつけてくれたのか。
そういえば私、唸りながらもがいていたから。
ということは佐伯先輩、ずっとこの保健室にいたってこと?
そんな中で私は着替えようとしてたのかっ。
……って、ちょっと待って?
私今、上さらしだけの状態なんだけれどっ。
肩もお腹周りも素肌なんだから、直に先輩温もりを感じるのは当たり前だよ!
どうしよ、こんな露出した姿見られたってこと?
どうしよう、恥ずかしい……っ!
私の頭はパニック状態。
「あのっ、とりあえず離してもらっていいですかっ?」
そろそろ心臓もキャパを越えそう。
それに、両手で支えてはいるんだけど、佐伯先輩が体重をかけるように私を抱き締めているから、そろそろ腕にも限界が……っ。
「まだ、離さないから」
そう言って、さらに強く腕を回した。
う、嬉しいんだけど、汗くさいだろうし緊張とかドキドキとか腕の力がもうすでに限界ギリギリなんですっ……。



