体育館12:25~私のみる景色~


 な、なんだか嵐みたいだったな。


 だけど、凉のおかげで元気出たかな?


 それに倒れたのが嘘みたいに今はピンピンしてる。


 きっと今までの生活がこれまでで1番ハードだったのと、無事に終わったことに安心して気が抜けちゃったんだ。


 よし、このままの服でいるのもアレだから着替えちゃわないとね。


 枕元のカゴの中に、きれいに畳まれた制服が入っていた。


 きっとこれは、純子が畳んだんだ。


 それに、その上には千夏と純子のメッセージが書かれたルーズリーフが折られて置いてあった。


 私を心配してることが伝わってくる言葉が綴られていて、笑みがこぼれた。


 あとでメールだけしておこうかな。


 手紙をよけてワイシャツを取り出し、衣装の上を脱ぐ。


 さらしだったから、下着つけてないんだよね。


「あ、ちゃんと持ってきてくれてたんだ。よかったあ~」


 積まれた制服の下に、見覚えのある袋。


 これに下着が入ってるんだけど、カバンに突っ込んだから、ここにあることにちょっとびっくり。


 というか、漁るくらいならカバンごと持ってきてくれればよかったのにね?


 凉たちはたまにどこか抜けてるんだよなあ。