「んん……?」
あれ?
ここどこだろう。
真っ白な天井が視界に入る。
微かに薬品の香りもするから、たぶん保健室。
そうだ、思い出した。
私、倒れちゃったんだよね……。
どのくらい寝ていたんだろう、周りからは人の気配がしない。
それに、さっき幸せな夢を見ていた気がしたんだけど、気のせいかな。
かなりリアルで、現実のことかもしれないって思っていたんだけど。
私の手は何も掴んでいなかった。
やっぱり夢だったのかなあ。
身体を起こすと、ベッドの軋む音が小さく聞こえた。
「亜希……っ!?」
その時、凉らしき声がして、クリーム色のカーテンが勢いよく開いた。



