やばい、これは一生分の運を使い果たした気分。
これから1か月と少し、放課後は毎日会えるってことだよね?
「亜希、よかったね」
「ファイト~っ」
千夏と涼に耳打ちされて、顔が火照ってきた。
だってこれは、嬉しいどころじゃない。
「あ、キミたちが2年女子のリーダーだね? そんなとこいないでこっちおいでー」
「は、はいっ」
よかった、女の先輩もみんな優しそうだ!
それに、さっき佐伯先輩と慶ちゃん先輩が私の名前を呼んだことに対してスルーだし。
知り合いってことを問い詰められたり、ちくちく言われることはなさそうっ。
人の良さそうな笑みで“来い来い”と手を振られ、3人でそこへ向かった。
私たちが最後だったみたいで、集まった人数は1年生4人、3年生10人、2年生6人の20人だった。
結構な人数だよね。
「じゃあみんな適当な席座ってくれていいから~! そうしたら今日は軽く自己紹介して、今後の流れを話し合うって感じでっ」
3年生の言葉にぞろぞろと動き始めて、私たち2年生は6人が近くになるようにして席に着いた。



