体育館12:25~私のみる景色~


 佐伯先輩は赤団かー!


 私、赤って好きなんだよねっ。


 慶ちゃん先輩、お願いだから私たちのクラスをひいてっ!


 司会の人が進行していって、1年生の団決めは終わった。


 残るは、私たち2年生……!


「それでは団長さん、いきますよ! せーの!」


 ばっと先輩たちが掲げた紙、慶ちゃん先輩つ持っている紙は……。


「亜希! やったじゃん! 中原先輩、“1”ひいたよー!!」


 そう言って涼が私に抱きついた。


 嘘でしょ?


 ほんとに、ほんとに佐伯先輩と同じ団ってこと……?


 ごしごしと目をこすって慶ちゃん先輩の持つ紙を何度も見る。


 ……どこからどうみても私たちのクラスの番号、“1”だ!!


「やったー! やったよ涼ー!」


 やばい、嬉しすぎるっ!


 これはもう、慶ちゃん先輩に感謝するしかないっ。


 そんな思いで慶ちゃん先輩の顔を見ると目が合って、『どうだ?』とも言いたげな偉そうな笑みを向けられた。


 そんな慶ちゃん先輩の表情に、それを見ていた女の子たちはまた発狂したんだけれど。