目立つのはイヤだから、リーダーはしたくないなあ。
だけどやっぱり、今年も自ら進んでやりたいって人はいないみたい。
というか、うちのクラスは運動部の人の方が多いから、人選はしぼられてきちゃうんだよね。
行事の参加率はいいんだけど、なかなか条件が揃わない。
「ねー、亜希! あたしと千夏と亜希でさあ、応援リーダーやってみない?」
「えぇっ!?」
涼の口から、とんでもない言葉が聞こえた。
だってだって、私がリーダーって!
というか目立っちゃうじゃん!?
「あは、亜希がやるなら、俺も男子の方立候補しよーかな?」
「みーくんまでっ! 私なんかみんなを引っ張れるわけないって!」
「ねえ~、亜希やろーよお! 確かに大変だったけど、それなりに楽しいんだよお? それに主体で動くのは3年だし、そんな身構えることもないよお」
うわあ、どうしよう。
思い出作りって考えれば、これはいい経験になるのかもしれない。



