それなのに、みーくんってばにこにこして慶ちゃん先輩を見てるから、なんだかこっちがヒヤヒヤしてきちゃうよ!
「あっ、あのね慶ちゃん先輩! この人は海くんって言って、私の幼なじみなんだよ! 夏休みにこっちに戻ってきてて、休み明けから同じ学校になるよ!」
なんで私がこんなに必死に説明してるのかわからないけど。
なんとなく、このままにしておいたら喧嘩始めそうで怖かったんだよね。
「そういうわけなんで、よろしくお願いします。センパイ?」
「……っ! お前なんか知んねぇけど、ムカつく!」
「やだなあセンパイ。仲良くしてくださいよ」
ああー、熱くなりやすい慶ちゃん先輩と、いつでも冷静なみーくんは、もしかしたら相性が悪いのかな?
慶ちゃん先輩はおでこに青筋浮かべてるけど、みーくんはクスクスと笑いを漏らしてるし。
みーくん、なんだか挑発してるように見えるのは、気のせいだよね?
「ところで、そっちの人もセンパイ?」
ひとしきり騒いだ後、みーくんはイヤに爽やかな笑顔で佐伯先輩の方を見た。
慶ちゃん先輩なんか、げっそりしているし。
「えっとね、この人は佐伯先輩。慶ちゃん先輩と同じで、私たちの1つ上だよ。でね、いつもお昼休みにバスケやってて、すごく上手なんだよ! かっこいいよ!」
あ、なんだかいらない説明までしたかも?
うわあ、何言ってんだろう……。



