「にしてもこりゃもう売りもんになんねえや。どうすっかなあ」
え、まだ全然きれいなのに売れないの?
茎が折れちゃったから?
そのお花は、処分されちゃうのかな……?
「え、っと。慶ちゃん先輩? そのお花、私が買ってもいいかな?」
なんだかそのお花がかわいそうになった。
置き所に困るなら、私がほしい。
もともと私は付き添いで来ただけで、買うつもりはなかったんだけど。
というかみーくんの姿がいつの間にかいなくなってるけど、そのうち戻ってくるよね?
いなくなってるの、気がつかなかったな。
お花に夢中になりすぎちゃった。



