「な、なななんでお前がこんなとこに……」
顔を真っ青にしてテンパってカミカミの慶ちゃん先輩は、このお店の制服なんだろう薄いピンクのエプロンに身にまとっている。
うん、慶ちゃん先輩意外とピンク似合うね?
も、もしかしてなんだけれど。
「慶ちゃん先輩、家業ってもしかしてお花屋さん?」
「ば、ばれた……」
慶ちゃん先輩は魂が抜けたような、まるでこの世の終わりのような顔をしてがっくりと肩を落とした。
「おい慶、さっきすごい音したけど」
なんて、慶ちゃん先輩の後ろからまた声がかかったかと思ったら、またさっきと同じ鉢が割れる音が大きく響いた。



