なにかとみーくんは、私のことを気にかけてくれる。
地図のことだって、私の表情をよく見ていてくれたから気づいたんだろうし。
なんだか嬉しくなっちゃうね。
「みーくんは向こうで彼女とかできなかったの?」
こんな優しい、よく周りを見てる気がきく彼氏がいたら、女の子も幸せだろうなって思った。
「……ずっと、いなかったよ」
真剣な顔で言ったあと、「言い寄られたりはしたけど」なんて冗談っぽく笑った。
「そ、そうなんだ」
真面目な顔で言われたから、びっくりしちゃった。
その後気まずい空気が流れたけど、幼なじみって関係はダテじゃない。
というよりも、みーくんが優しいからかもしれないんだけれど、いつもの調子に戻って歩き、やっと目的のお花屋さんが見えてきた。



