熱中症じゃないといいんだけど。
「具合悪くなったら言ってね? それ、日焼けならいいんだけど」
ほっぺを指差して言うと、みーくんはさらにそこを赤く染め上げた。
ど、どうしたんだろう。
「亜希も、具合悪くなったらちゃんと言ってな?」
浅黒い肌を染めたみーくんのこのはにかんだ表情は、きっと照れてるんだろうなって思う。
そうだよね、体調のこととかを女の子に心配されたら、ちょっと恥ずかしくなっちゃうかもね?
なんて、心の中で納得する。
改めて地図を見直して、どの道だろうって考えていると「はい、亜希それ見して」なんて言って、いつも通りの顔色に戻ったみーくんに紙を奪われた。
「んー、こっちだな。亜希、行こう?」
さくさくと地図を読み取って、歩き出したみーくんに心底ほっとした。
実は、私は地図読みとりするのが苦手だから、本気で不安だったんだ。



