身長だって私よりはるかに高いし、体つきもがっしりとしている。
その、胸だってないし。
やっぱり男なの?
それとも、女?
「ぶっ、やっぱ亜希ってバカ? 俺は最初っから男でーす」
自問自答を繰り返す私に、海ちゃんは堪えきれないというように笑い出した。
さりげなく、バカって言われたし。
「はあ、本当に海ちゃんのこと女の子だと思ってたのね……」
なんて、ため息混じりのお母さんの声も聞こえて。
サキエさんも苦笑いだ。
でも。
「目だけは、海ちゃんのまんまだね」
下からのぞき込むようにして、目尻に涙を浮かべながら大笑いしている海ちゃんを見つめた。



