「今開けまーす」 がちゃりとドアを開けると、その先に立っていたのは私の見知らぬ男の人。 その後ろには、女の人が立っていた。 「えっと……」 あれ? 女の人はよく見たら知ってる顔。 黒髪をひとつにまとめておだんごにしているこの美人な人は、たしか海ちゃんのお母さんだ。 10年以上たつのに、全然変わってないから驚いちゃった。 だけど、私の目の前に立つこの男の子は、一体だれ……?