「赤点免れてるって言っても、毎回ギリギリだろ」 呆れたように佐伯先輩が言った。 「慶は進学っつーか、家業継ぐしな?」 「てめっ! 言うなっつったろ!!」 不適な笑みを浮かべて、佐伯先輩は続けて言った。 慶ちゃん先輩は、なんだか焦ってる。 家業ってなんだろ? そんなに言いにくいことなのかな? ……もしかして、裏社会に関係あるとか? け、慶ちゃん先輩ならありえるかも。 顔イカつくて怖いし。 まあ、慶ちゃん先輩にはそんなに興味もないから何でもいっかあ。