私とは真逆に顔を青い色に染めた慶ちゃん先輩は、へろへろと机の上に沈み込んでいった。
その様子を横目で見ていた佐伯先輩は、表情ひとつ崩さずにいる。
あーもう、なんなんだろう。
ほんとうに佐伯先輩は、何を考えてるのかわからないよ……。
「そういえば、なんで図書館行こうとしてたの?」
息を切らして涙目になってる私にお構いなく、佐伯先輩は普通に話しかけてくる。
なんというか、佐伯先輩はやっぱり天然なんだろうか。
それとも、私にしたあんなことは当たり前のことなんだろうか。
あまりに平然と話しかけてくるから、何だか私の反応がおかしい気がしてくる。
というか、その質問はされても答えにくいような。
佐伯先輩にバカな子だなんてレッテルを貼られたくはないし。
「う、ちょっと勉強しに? みたいな? アハハハ……」



