それにしても、暑いなあ。
いくら窓が開いてるっていっても、風は生温いし微量しか風は入ってこない。
なんだか頭もぼーっとするし、じんわりと汗も出てきてる。
窓の方に視線を向けたとき、ハンカチがひざからどかされた感じがして、ゆったりとした動作でそこを見ようとしたとき。
「ひぁ……っ!」
ひざになんだか温かくて柔らかいものが触れた。
「や……、あ、何してるんですかぁっ」
ぼんやりとしていた頭も一瞬にして覚醒した。
だって、そのくらいの衝撃だったんだもん。
……目に飛び込んできたのは、私の足にそっと触れ、傷が付いた部分に舌をゆっくりと這わせている佐伯先輩の姿だったから。



