空気に触れてピリピリとする傷口に指先を当てると、さらに刺激が走る。
こういう怪我って、治るの遅いよねえ……。
高校生にもなって、ひざにこんな怪我するなんてマヌケすぎる。
運動部でもないのにね。
にしても、運がいいのか悪いのかよくわかんない。
佐伯先輩と話せたのは嬉しいけど、怪我するし下着お披露目するし。
思い出せば出すほど恥ずかしすぎて逃げたくなるよっ。
だけど、やっぱり運がいいのかな。
あんなふうに先輩たちと話せるのって、絶対に貴重だと思うんだよね。
……ほかの子とも、こういうふうに喋ることってあるのかな?
なんて、そんなこと考えても仕方ないよね。
今は、少しでも関われるってことに満足しなきゃね!
足をぷらぷらさせながら、先輩たちを待つ。
「……先輩たち、どこいったんだろ?」
5分くらいしか待ってないけど、誰かを待ってる時間って長く感じるし心細いんだよね。
早く来ないかなあ。



