すごい険悪なムードだけど、話しかけないわけにいかないよね。
早く勉強しに行きたいけど、ぶつかったのは私なわけだし。
「あのー、私図書館行くんで……」
「は?」
ギロりと2人に睨まれた。
な、なんで私がそんな目で見られなきゃいけないの?
まるで『ヘビに睨まれた蛙』状態。
ピクリとも動けないくらいにはびっくりしてるし、視線で射殺されそうな感じ。
こ、こわいんだけどっ。
「あー……ゴメン。とりあえず保健室行こ?」
震えてる私を見て怯えてることを悟った佐伯先輩は、そう言って私の背中に手を当てて保健室へと促した。
……えっと、待って。
こんなの学校の女の子に見られたら、絶対なんか言われちゃうから!
「あ、っと。ひとりで大丈夫です」
「大丈夫なわけねえだろ?」
慶ちゃん先輩は怖い顔をして私に言うけど、もう立てるしひざが痛いだけだから本当に平気なんだけどな。



