急いで立ち上がろうとして、教科書を踏んづけた。
『ズルっ、ベシャっ』なんて効果音付きで、またもや派手にこけた。
しかもうつぶせで。
ひざは地面に打ち付けるし、ひじとあごも打っちゃったし。
「い、いたい……」
おまけにすごく恥ずかしい。
すごい醜態をさらしてるよ、さっきから。
勢いよく転んだせいで、すぐに立てない。
どんくさいにも程がある。
なんなんだ、私って。
「……宮下さん、俺はとりあえず大丈夫だけど。その、なんていうか……見えてるよ?」
「は、えっ!?」
何が、なんて聞かなくてもわかった。
というか、察した。
佐伯先輩が言ってるのは多分だけど、す、スカートの中身のことだよね……?
やけにお尻がスースーするとは思ってたけど!!
でも、ひじ痛くて動かせない、隠したいのに隠せないよーっ!



