「い、いった~……」
ぶつかった衝撃で吹っ飛んで、思いっきり尻もちついちゃったよ。
お尻がジンジンして痛いしっ。
カバンのファスナーをちゃんと閉めていなかったから、教科書とかも周りに散乱しちゃってる。
私、こんなにドジだったっけ……?
はっ、それよりもぶつかっちゃった人は大丈夫かなっ?
「いてて……って、あれ? 宮下さん?」
声をかけるよりも先に、声をかけられてしまった。
それに、この声知ってる。
目線を上に上げると、お腹のあたりをさすっている佐伯先輩と、その隣りで呆気にとられてる慶ちゃん先輩がいた。
これはもしかしなくても、佐伯先輩にタックルしちゃったってことだよね?
「うっわ、ほんとにごめんなさい! 前見てなくてっ。ケガとかしてないですか!?」
もう、ほんとに私ってサイアク!
ダメなとこばっかり見せてたら、呆れられちゃうよっ。



