みんながいてくれて、ほんとによかったな。
助けられてばっかりだから、今度は私も何かみんなにしてあげたいなあ、なんて思った。
そして、心の中でいろいろ考えながらも、3人とじゃれあって玄関を出た。
私以外の3人は方向が一緒だけど、私だけは電車通だからひとりぼっち。
正門を出てからすぐにわかれることになるんだ。
だけど、それまでは一緒。
4人でくだらないことを話しながら正門に向かう。
そして、門に向かって歩いてる途中、気づいた。
……あれ?
門のとこに誰か立ってる?
夕日が逆光になっていて、その人の姿はよく見えないけど、背格好からして男の人かな?
誰か立っていることに、涼たちも気がついたみたい。
「あれ、誰なんだろぉ~?」
千夏の言葉に、私たちは無言になって正門へと歩みを進めた。



