つたない文章で、私の気持ちのひとカケラも、もしかしたら伝わらないかもしれない。
だけど、コレが今の私の精一杯なんだ。
「ふふ、まあ、亜希らしいんじゃないの?」
なんて、涼は微笑を浮かべながら言ってくれたから、少しだけ自信が持てた。
それ以前に、このメールがちゃんと佐伯先輩のもとに届くのかわからないけど。
震える親指を送信ボタンに添えて、深呼吸した。
心臓も、ドキドキと音を立てている。
期待2割、不安8割。
ぎゅっと目をとじて、指に力を入れた。
おそるおそる目をひらくと、画面には『送信しました』の文字。
数秒待っても、私が送ったメールが戻ってくるなんてことはなかった。
……もしかして、佐伯先輩にちゃんと届いたのかな?
力が抜けて、へなへなと机に寝そべった。



