その瞬間、せきを切ったかのように涙が溢れ出した。
そして、昼休みの出来事をかいつまんで話したんだ。
嗚咽がまじってうまく話せなかったけど、りんちゃんは頷きながらずっと耳を傾けていてくれた。
「だけど、いくら考えても佐伯先輩がなんでそんなに怒ってるのかもわからないし……」
りんちゃんは顎に手を当てて、何かを考えているみたい。
ぐすぐす泣き続ける私に「ちょっと待ってろ」と言い残して、りんちゃんは指導室を出て行ってしまった。
りんちゃんがいなくなってしんとしているここには、私のすすり泣きがよく響く。
耳に流れ込む自分の泣き声を聞いて、なぜか余計に涙が出てくる。
一度流れ出した涙は、止めようと思っても止められなくて。
止めようとすればするほど、逆にたくさんのしょっぱい雫がぼろぼろとこぼれ落ちてしまう。



