空気がなんだか重くて、すごく息苦しい。
涙はこぼれなかったけど、目の端に微かに雫がにじんでる気がして手でグイっとぬぐった。
「……っ! 宮下さ……」
「じゃ、そろそろお前も帰れよ。宮下、お前はこのまま指導室直行」
佐伯先輩が何か言いかけてたけど、りんちゃんはそれを遮って私と一緒に生徒指導室に入った。
ぴしゃりとドアを閉めて、置いてあった椅子に私たちは腰かけた。
しばらくして、りんちゃんが重々しく口をひらいた。
「はあ、よくわかんねえけど。宮下、佐伯となんかあったんだろ? 4時間目無断欠席したのも、それが理由か?」
りんちゃんは、私を心配そうな目で見つめている。
なんだか先生っていうよりも、お兄ちゃんって感じに見えちゃう。
だからか、なんでも話そうって気持ちになっちゃうんだよね。



