あ、またあの目だ。
視界にも入って欲しくない、って言ってるような目。
そんな目で、佐伯先輩が私を見てる。
泣きたくなるくらい悲しいけど、ここでへこたれてたらダメだよね……。
「あ? 宮下?」
すぐ後ろにいると思ってた私が、少し離れたところにいるのに気がついたのか。
それとも、私が逃げようとしたと勘違いしたのか。
りんちゃんは手招きをして、私を近くに呼び寄せた。
これは、ちょっとチャンスだよね?
佐伯先輩に謝ることができるかもしれないよね?
それに今はりんちゃんもいる。
佐伯先輩ともし喋れたとして、それを女の子に見られても、そこまで恨まれはしないんじゃないかな。
よし……!
私は小走りで、2人の方に向かった。



