私って今まですごく危険なことをしてたんだなあ。
女の子たちに痛めつけられてる自分を想像して、思わず身震いした。
「涼の言うとおりだね。もう明日からはコレ、やめにするー……」
かなり残念だけど、自分の身体は大切だもん。
ほんの数分、佐伯先輩を見る時間が減るだけだと思えばいいのかな?
まあ、その数分が私にとっては大事なんだけどね。
これくらいはガマンしないと。
私の言葉を聞いた涼は、安心したような顔をしてる。
そうだよ、涼たちにもあんまり心配かけたくないしねっ。
「よし、そろそろ行こ……」
私たちが喋ってる間にコートはもぬけの殻になってたみたい。
涼が教室に行くのを促して、立ち上がろうとしたとき。
なぜか私たち2人に影がかかった。



