佐伯先輩の色素の薄い茶色い瞳の中に、私の顔が映りこんでる。
そこに映る私の顔はなんだか情けない感じで。
それに、また熱上がりそうだよ……っ。
助けを求めようとりんちゃんと中原先輩の方を見たけど、中原先輩は鋭い目がいつにもまして鋭くなってて怖いから、助け求めようにも求められない。
りんちゃんはそんな私に気づかないふりをしてるのか、口笛を吹きながらそっぽを向いている。
佐伯先輩は、そんな私の様子も周りの様子も、まったく気にしてないみたい。
「ん~。目、なんも入ってないみたいだけど、まだ痛い?」
眉毛を下げて聞いてくる様子は、子犬みたいで可愛い。
「は、はいっ。大丈夫でっす……!」
どもった私を見て、かすかに笑いながら「よかった」っていう姿に、胸がキュンとした。



