その人たちを見て、ふとんの中で硬直してしまった。
パイプ椅子に座るりんちゃんの隣りに、同じようにパイプ椅子に座るその人は、紛れもなく佐伯先輩だったから。
おまけに、中原先輩までいる。
思わずまぶたをとじて、寝たふりをしちゃった。
私の頭の中で、『なんで』の3文字がぐるぐると回り続ける。
いや、本当に。
なんで先輩たちがこんなところにいるんだろう?
りんちゃんも先輩たちも、私が起きたことには気づいていないみたい。
何の話かよくわからないけれど、すごく盛り上がっているみたいだから。
話している感じからして、結構前から話に花を咲かせていたような雰囲気。
というか、近くで病人が寝てるっていうのに、もう少し気をつかって小さい声で話すとかできないのかなぁ。
でも、こんなにうるさいのに、いままで起きなかった私も私だけどね~。
なんて心の中で思ってたけど、どうしよう。
起きるタイミングがぜんぜんつかめないんだけど……?



