体育館12:25~私のみる景色~


 それからしばらくすると4時間目終了のチャイムが鳴った。


 そのあとすぐに扉が開く音がして、三島先生と涼たちが保健室に入ってきた。


「あ~き~! 心配したんだよう?」


 そう言ってベッドにダイブしてきたのは、千夏。


 一応病人なんだけどなあ、って思うけど心配してくれてたみたいだからいいや!


 そんな千夏を、純子と涼が引きはがしたんだけどね。


「あは、ごめんね。なんか熱でちゃったみたいでさ」


 身体を無理矢理起こしたけど、頭がクラクラして壁にもたれかかった。


「寝てていいぞ? ゆっくり休め」


「うわあっ」


 心配性な純子にふとんの中に優しく戻されちゃった。


「たしかに顔赤いもんね。次の授業で今日は終わりだけど帰るの? カバン持ってこよっか?」


 そっか、今日は5時間目で終わりなんだっけ。


 でも、こんな状態じゃ帰れないし。


 お母さんもお父さんも仕事だから迎えに来れないしなあ。