……それからのことは、よく覚えてない。 一瞬身体が宙に浮いた感じがして、気づいたら保健室のベッドに横になってた。 「あ、れ? なんで……」 なんで保健室にいるんだろう? 廊下にいて、中原先輩と話して、佐伯先輩も来て。 それで……。 「あ、そうだった」 さっきのことを思い出して、心臓がドキドキと鳴り出した。 佐伯先輩に、おでこ合わせられた瞬間、たぶん半分くらい意識飛ばしちゃったんだ。 それで、運んでくれたんだよね? お礼、言いたいな……。