「うわ、こいつすげー顔真っ赤なんだけど」
なんて中原先輩の言葉は、もはや私の耳には届いてない。
だって、あの佐伯先輩が私に触れてるんだよ!?
緊張するし恥ずかしいし。
こんなにすぐ真っ赤になってたら、私が佐伯先輩を好きなことがバレちゃいそうっ!
そんな私の心情なんか知るはずもない佐伯先輩は、ググッと顔を近づけてきて。
私のおでこと佐伯先輩のおでこを、コツンとくっつけた。
……もう、ギブアップ。
湯気が出そうなくらいに、体中が熱い。
佐伯先輩の予想だにしない行動に、腰を抜かしちゃって。
ズルズルとその場にへたりこんでしまった。



