………。 土方は全く団子屋に行こうとしない。 (何処に行くんだろ。) そんなことを思っていると 土方は足を止めた。 店に書いてあった文字。 `呉服屋' りんはドキッとした。 「土方さん。…これはどういう……。」 冷や汗が頬を伝う。 「たまには、いいだろう。」 淡々と話すと土方はりんの手を引いた。 店に入ると勝手に着物を選び手渡すと 「じゃぁ、頼んだ。」 と店の人に声をかけ、 そそくさと外に出ていった。 →