私の幼なじみ

「ちょい待て…それ。反則だから。」

なぜか顔を真っ赤にしている。

「え、どーしたの笑？」

「可愛い声とか…その、だすなよ！お前……彩香は可愛いんだから。他の奴の前ではだすなよ？」

えっ、今、彩香っていった？？
それに何言ってんの、佐久間は…
しかも耳まで赤くなってるし…。

「彩香…顔、赤いよ？」

「待って、潤ほどじゃないけど？」

「ちょ、それ……不意打ちだろ。」

「潤だって不意打ちだったじゃん。」

私たちはもう勉強そっちのけ。
何か、潤て素直に呼んでいた。