魔法の国と私の恋

「お茶を煎れるね。」



鳥は私の質問には答えずに、そう言った。



「お茶って・・・どうやって。」



確かに、部屋の隅にキッチンらしきものがある。

やかんや鍋が見える。



「まあ、座ってよ。疲れたでしょ。
 そこの椅子にどうぞ。」



小さなテーブルと椅子が2脚。

私は仕方なく、その片方に腰をかけた。



すると間もなく、てーぶるの上にカップが置かれた。



「キャーッ!!!!!」



何とカップが、空中を浮いてきたのだ。

思わず私は叫び声を上げ、立ち上がる。



「な、な、何これ!!!嘘でしょ!!!」


「言ったでしょ〜。」


鳥は、のんびりした口調でたしなめるように言う。



「ここは、魔法の国、だって。」